なとりしのこわれたふねのやたてすぎ
名取市の壊れた船の矢立杉
国内
未確認生物
- どんな話か
- 藤原秀衡が矢を射た杉を船材にすると、完成前夜に妖しい声がして翌日には船が壊れていたという話。
- 細部
- 藤原秀衡が上洛する際、家来たちとともに首途(かどで)を祝って矢を射たという杉の木で、東海道の路傍に立っている。明暦のころ、この杉を船の材木として伐り出したところ、幹の中から矢の根がいくつも出てきたのだという。船が出来上がる前の晩、どこからともなく怪しい声が聞こえたかと思うと、あくる朝には船がすっかり壊れていたと伝えられている。同じように源義家にまつわる矢立杉や弓立杉は、柴田郡川崎町小野や栗原郡若柳町有賀にも残っている。
- 広まり方
- 『宮城縣史 民俗3』(1956年)の伝説・木の部に記録されている。
- 地域
- 宮城県名取市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ