そうたんぎつね
宗旦狐
国内
未確認生物
- どんな話か
- 茶人千宗旦に化けて点前を披露していた狐が、恩を返した豆腐屋にねずみの天ぷらを食べさせられ神通力を失い、正体を現して命を落としたという。
- 細部
- 茶の湯で知られた千宗旦の姿に化け、見事な点前まで披露してみせる一匹の狐がいたという。人々からは宗旦狐と呼ばれ親しまれ、近所を訪れては碁の相手をつとめるなど、すっかり土地になじんでいた様子がうかがえる。あるとき、商売の資金繰りに苦しんでいた豆腐屋を助けてやったところ、豆腐屋はそのお礼にとねずみの天ぷらを揚げてもてなした。ところがこれを口にした途端、狐は積み重ねてきた神通力をたちまち失ってしまい、銀色の毛並みをした狐本来の姿をさらけ出してしまう。正体を見破られた狐は近所の犬に追い立てられ、逃げ込んだ古井戸の中で命を落としてしまったのだという。
- 広まり方
- 歴史民俗研究1977年掲載、福岡順子「稲荷・松尾・賀茂神社の考察」に記されている。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ