そうしきがえりのうす
葬式帰りの臼
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 葬儀から戻った者は玄関先の臼を杵で二三度搗いてから家に入る習わしがあった。
- 細部
- 葬式に出た者がそのまま家に上がることは避けられ、戸口には前もって臼と杵が据えられた。帰ってきた者はまず杵を手に取り、臼の中を二度三度搗いてから敷居をまたぐ。搗くという動作そのものが、死の場から持ち帰った穢れを外に置いてくる区切りとして働いている。塩を撒く作法が広く知られるのに対し、この地では日常の農具を用いる形をとっており、生活道具が儀礼の場面に転用されている点が目を引く。
- 広まり方
- 1939年の『民間伝承』に載る佐伯隆治の報告、諏訪地方の盆行事などを扱った一文に記録されている。
- 地域
- 長野県栄村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ