そせんのれい
祖先の霊
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 道頓堀にある安井稲荷の社殿には、稲荷の祭神と並んで、大阪の旧家で元締衆を務めた安井家の祖霊が合わせ祀られているという。
- 細部
- 日本橋の北詰、道頓堀川のほとりに鎮座する安井稲荷では、稲荷神とは別に、かつて大阪の旧家として元締衆の役目を担った安井家の祖先の霊も一緒に祀られていると伝わる。商家の家系にまつわる祖霊が、稲荷社という形で地域の信仰対象に組み込まれている点に、大阪の商人町らしい祖先崇拝のありようがうかがえる。商いの繁栄を願う稲荷信仰と、家系を敬う祖先崇拝とが同じ祠の中で共存している点が興味深い。
- 広まり方
- 1976年の『日本随筆大成第3期』所収、著者未詳「浪華百事談」に記録がある。
- 地域
- 大阪府大阪市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ