そろばんぼうず
算盤坊主
国内
未確認生物
- どんな話か
- 西光寺そばの榧の木の下で夜な夜な算盤を弾く坊主の正体は、狸とも、叱られて木で首をくくった小坊主の霊ともいう。
- 細部
- 夜がふけたころ、西光寺のそばに立つ一本の榧の木の下で、坊主のように見える男が算盤を弾いている音が聞こえてくることがあるという。人々はこれを算盤坊主と呼んで恐れた。この正体については狸の仕業だとする説がある一方で、かつてこの寺にいた小坊主が算盤のことで和尚にひどく叱られ、その木で首をくくって命を絶ってしまったためだとする説もある。同じ怪異に対して、動物の悪戯と人の無念という二通りの由来が語り継がれている点が興味深い。
- 広まり方
- 1925年刊『口丹波口碑集』所収、垣田五百次・坪井忠彦「村々の言ひ傳へ」に記録されている。
- 地域
- 京都府亀岡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ