そみんしょうらいとちのわくぐり
蘇民将来と茅の輪くぐり
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 貧しくも旅人をもてなした蘇民将来が、その旅人(武塔神)から茅の輪を腰につければ疫病を免れると教えられたという古代の説話に由来する厄除けの風習。現在も6月晦日の「夏越の祓」で茅の輪くぐりとして全国の神社で行われている。
- 細部
- 奈良時代に成立したとされる『備後国風土記』逸文に記される説話で、旅の宿を求めた武塔神(後にスサノオと名乗る)は、裕福な弟・巨旦将来に断られ、貧しい兄・蘇民将来にもてなしを受けた。後に武塔神が疫病を流行らせた際、蘇民の娘に茅の輪を腰に付けさせて助け、「蘇民将来の子孫」と名乗り茅の輪を身につければ疫病を免れると教えたと伝わる。この故事にちなんで「蘇民将来子孫也」と書いた護符を戸口に貼ったり、茅で編んだ輪をくぐったりする風習が生まれ、現在も多くの神社で6月30日の夏越の大祓の神事として茅の輪くぐりが行われている。
- 広まり方
- 全国各地の神社の年中行事として定着し、近年は疫病除けの護符として再注目されることもある。
- 地域
- 全国(説話の舞台は備後国=広島県東部)
- 年代
- 奈良時代(文献記録)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ