ねずみのしゅうしん
鼠の執心
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 若い頃に鼠を殺した僧が、噛まれた指の痛みに一生悩まされ続けたという祟りの話。
- 細部
- 江戸の小石川伝通院にいた僧が、若い頃、ある日の申の刻ごろに一匹の鼠を殺した。鼠は息絶える際に僧の指へ噛みつき、それを境に、夕方の七ツ刻になると噛まれた指が痛むようになった。その痛みは一時的なものではなく、僧が生涯を終えるまで続いた。殺した鼠の執心が時刻と結びついて身体に残る点が、この祟り話の異様なところである。文京区の話として、1974年刊『日本随筆大成』第二期所収、神谷養勇軒『新著聞集』に記録されている。
- 広まり方
- 『日本随筆大成第2期』所収「新著聞集」(神谷養勇軒、1974年刊)に記される。
- 地域
- 東京都文京区
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ