しゅじんをまもったねこ
主人を守った猫
国内
未確認生物
- どんな話か
- 着物の裾を離さない飼い猫を主人が斬ったところ、その首が厠の毒蛇を噛み殺しており、忠義を知って祠を建てて祀ったという話。
- 細部
- 梶賀村の半沢某という人物が可愛がっていた飼い猫が、あるとき主人の着物の裾をくわえて頑としてはなそうとしなかった。理由がわからずいら立った主人は、とうとう腹を立てて刀でその猫を斬りつけてしまった。ところが切り落とされた猫の首は宙を飛び、厠の小さな窓から忍び込もうとしていた毒蛇に食らいついて、これを噛み殺したのだという。主人はそこで初めて、猫が裾を離さなかったのは自分に迫る危険を知らせようとしていたためだと悟り、飼い猫の忠義に胸を打たれて手厚く葬り、祠を建てて祀ったと伝えられている。この祠は猫神社と呼ばれ、今も地域に残っているという。
- 広まり方
- 1956年刊『宮城縣史 民俗3』の妖怪変化・幽霊の事例篇に記録がある。
- 地域
- 宮城県角田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ