しわすのみさやぎ
師走のミサヤギ
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 師走に川から水を運ぶときは普段の半分の量にとどめる習わしがあり、この時期に転ぶと早死にすると伝えられている。
- 細部
- 吉賀町に伝わる師走(12月)の禁忌で、この時期の水汲みにまつわる決まりは「ミサヤギ」と呼ばれていたという。川まで水を汲みに行って持ち帰る際、他の月であれば普段どおりの量を運ぶところを、師走の間だけは通常の半量ほどにとどめる決まりがあったとされる。もしこれを守らずに歩いていて途中で転んでしまうと、若くして命を落とす、つまり早死にしてしまうと恐れられていた。年の暮れという特別な時期に、水運びという日々の労働にあえて制限を設けることで、災いを遠ざけようとした知恵の表れとも読み取れる。
- 広まり方
- 1941年の『民間伝承』に掲載された牛尾三千夫「師走の禁忌」で報告されている。
- 地域
- 島根県吉賀町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ