しそくもちのきつね
四足持ちの狐
国内
未確認生物
- どんな話か
- 病人に憑いた狐の正体を法印が名指したことで騒動になり、熱湯による荒療治で娘が死んだ例も。
- 細部
- 上野原市西原では、狐を飼うとされる家筋を四足持ちと呼んだ。病人が出ると法印と呼ばれる祈祷者が呼ばれ、憑いている狐がどこそこの家のものだと名指しすることがあったが、そうすると名指しされた病人の親が怒り出し、その家の年配の女性を殺すとまで言って暴れることがあったという。また別の家では、娘が熱病にかかった際に法印が畑へ連れ出し、笹で熱湯をかけて狐を落とそうとしたところ、家族も杓子で湯をかけてしまい、娘はそのまま死んでしまったという。狐が落ちれば病人の体は食い切られて死ぬ、という法印の言葉を家族が信じ込んでいたためだと語られている。
- 広まり方
- 1954年の『山陰民俗』に和田正州が記した「甲州北都留郡の狐憑」に収録されている。
- 地域
- 山梨県上野原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ