ししがみさま
獅子神様
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 高僧に助けられた獅子が世話を絶たれて田畑を荒らし、撃たれたのちに祟ったという話。
- 細部
- 奈良原山が雪に深く覆われたある日、無相上人と呼ばれた僧が小さな獅子を見つけて救ったのが始まりで、それは二百年ばかり前のことだと伝える。上人は西ノ岡の瑞鹿山で修行を積んだのち諸国を巡る旅に出るにあたり、獅子の世話を村の総代に託していった。総代ははじめのうち世話を続けていたが、次第に手を抜くようになり、飢えた獅子は田畑を荒らし始める。困った村人が鉄砲で撃ち殺すと、以後、集落の者が祟られるようになったため、獅子を神として祀ることになったという。
- 広まり方
- 1975年の『あゆみ―玉川町の民俗 愛媛県越智郡―』所収、森正史監修の信仰の項に記されている。
- 地域
- 愛媛県今治市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ