しし
しし
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 花嫁がししに一夜奪われて胤をつけられ、十月経っても子が生まれず母胎が死んだ話。
- 細部
- ある花嫁がひと晩、しし(年老いた猿)にさらわれ、胤をつけられたまま翌日婚家へ戻ってきた。2か月ほどして胎内を確かめてみると、毛の生えた気味の悪いものが宿っていることがわかった。10か月が過ぎても生まれることはなく、ついに母胎そのものが命を落としてしまったという。人ならぬ胤を宿すことの恐ろしさを伝える、異類婚姻譚の中でも痛ましい結末を持つ話である。
- 広まり方
- 『芸能』1961年、国学院大学説話研究会「岩手県下閉伊郡安家村大平・坂本の口承文芸」に記録されている。
- 地域
- 岩手県岩泉町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ