やねむねのししゃのれい
屋根棟の死者の霊
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 亡くなった者の霊は四十九日の法事を迎えるまで自分の家の屋根の棟にとどまるという俗信。
- 細部
- 死後の四十九日間、霊はまだ遠くへ行かず、住み慣れた家の屋根の一番高いところに留まっているとされた。四十九日の法要はその区切りとして営まれ、そこでようやく霊は家を離れると考えられていたのである。屋根棟という具体的な居場所を指すことで、死者が完全にいなくなったわけでもなく、家の中にいるわけでもない中間の状態が言い表されている。忌の期間の作法を支える理解でもあった。
- 広まり方
- 1989年刊『長野県史 民俗編 中信地方 日々の生活』第2編人の一生、葬制の弔い回りと年忌の項による。
- 地域
- 長野県松本市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ