ししゃのちから
死者の力
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 風葬洞ムヤに棺を納めた後、四十九日まで庭で番をする家人が死臭を消せと告げると、死者自身の力で匂いが消えるとされた。
- 細部
- 喜界島では、遺体を納めた棺をムヤと呼ばれる風葬洞に安置したあと、家族は四十九日が過ぎるまでその前の庭で番をするものとされていた。番をしている間、死臭があまりにひどいときには、その場で匂いを消すようにと死者に向かって告げることがあった。すると、死者自身の力によって匂いが消えていくと信じられていたという。生者が死者に直接語りかけ、死者のほうもそれに応える力を持つという関係性がうかがえる話である。
- 広まり方
- 2000年の『日本民族学会』報告に掲載された加藤正春「沖縄の『別れ遊び』儀礼の考察―若者仲間による葬宴と死者観念―」に記録がある。
- 地域
- 鹿児島県喜界町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ