ししゃ
死者
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 人が亡くなったとき、杵の音で死者の心を落ち着かせようと空臼をつくという魚津の葬送習俗。
- 細部
- 魚津市には、身内が亡くなると空臼をつくという習わしがあった。臼に何も入れないまま杵で打ち、コンコンと音だけを響かせるもので、餅つきのような賑やかな作業とは趣を異にする。この音を死者が耳にすると心細さが和らぎ、穏やかな気持ちであの世へ向かうことができると信じられていたためだという。目に見える弔いの品を供えるのではなく、聞き慣れた杵の響きで見送ろうとする、音による弔いの形といえる。
- 広まり方
- 『富山県史 民俗編』1973年所収、漆間元三による第二章「葬制」の記述に見える。
- 地域
- 富山県魚津市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ