ししゃ
死者
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 善光寺参詣で見かけた男が実は亡くなっていたという話と、供えた灰に残る足跡で死者の霊の帰還を確かめる習俗。
- 細部
- 三豊市には死者にまつわる話が伝わっている。ある人が善光寺へ参詣した際、見覚えのある男が歩いているのを見かけた。まさか今この場所にいるはずがないと思いながら村へ帰ってみると、その男はすでに亡くなっていたことが分かったという。また、身内が亡くなって六日目の夜には、八寸膳に灰を平らにならしておき、葉のついた竹に白い布をつるして膳にくくりつけ、仏前に置くという習わしもある。七日目の朝になるとその灰にアシメ、すなわち足跡が残っているとされ、これは死者の霊が帰ってきた証しだと考えられている。さらに、その足跡の主である鳥や鼠に、死者が生まれ変わっているのだともいわれている。
- 広まり方
- 1975年の『日本民俗学』所収、武田明「死霊の去来について」と、1985年の『香川県史 民俗』第二章第十一節三に記録がある。
- 地域
- 香川県三豊市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ