おおずのしびとのばしょをふんだしりょう
大洲の死人の場所を踏んだ死霊
国内
未確認生物
- どんな話か
- 高熱で意識を失った病因を、死人のあった場所を踏んだためと祈祷師に告げられた体験談。
- 細部
- 大正八年の三月末、語り手は発熱して床に就いた。入院して間もなく脳症を起こして意識を失い、うわごとを繰り返していたという。五月になってようやく正気に戻った。祈祷師に見てもらうと、死人のあった場所を踏んだために死霊が取り憑いたのだと言われ、その死霊を壺に封じ込め、夜中のうちに山中へ埋めたという。後から聞いたところでは、通学に使っていた橋で明治のころに殺人事件が起きていた。病気の経過と土地の記憶とが、祈祷を通じて結び付けられている。
- 広まり方
- 1985年の『伊予の民俗』に載る橋村寿の怪談ばなしに記録がある。
- 地域
- 愛媛県大洲市
- 年代
- 大正
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ