しろむくをきたひと
白無垢を着た人
国内
未確認生物
- どんな話か
- 墓地のそばで白装束に杖の人影と行き会った青年が気を失い、三か月ほど寝ついたという。
- 細部
- 夕暮れどき、一人の青年が墓のかたわらの道を通りかかった。すると墓のほうから、白無垢をまとい杖をついた人の姿が現れ出た。青年はその場で気を失って倒れ、以後三か月ほども床から起き上がれなかったという。怪異そのものは何をするでもなく、ただ姿を見せただけであるが、遭遇した側が長く病むという結末になっている。墓地という場所の力と、白装束という葬送の色が結びついた語り方であり、夕刻に墓の近くを避ける戒めとしても働いたと考えられる。
- 広まり方
- 1991年の『常民』所収、中央大学民俗研究会による愛媛県南宇和郡城辺町の調査報告書に見える。
- 地域
- 愛媛県愛南町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ