しろいおおきなもの
白い大きなもの
国内
未確認生物
- どんな話か
- 母を亡くしたあと、魚を売った帰りの船の下を白く巨大な何かが猛然と追い抜いていったという。
- 細部
- 蒋淵で聞き取られた体験談である。語り手は母を亡くして間もないころ、宇和島の市中まで魚を売りに出た。その帰り道、船を進めていると、船底のすぐ下を白くて大きなものが後ろから前へと目を疑うような速さで通り抜けていった。何であったのかは分からないまま語られており、身内の死の直後だったことが話の枠として添えられている。海の中を走り抜ける正体不明の白い影という、名づけられる前の怪異の形をとどめている。
- 広まり方
- 1985年の『常民』所収、中央大学民俗研究会の愛媛県宇和島市蒋淵調査報告書による。
- 地域
- 愛媛県宇和島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ