よねざわのこうずいをながれるしろひげろうじん
米沢の洪水を流れる白髭老人
国内
未確認生物
- どんな話か
- 万治2年の大洪水の際、白髭明神の化身とされる白髭の老人が水上で座禅を組みながら流れていったという話。
- 細部
- 米沢市南原新町に祀られる白鬚明神にまつわる言い伝えとして、万治二年に起きた大洪水のときの出来事が語られている。あたり一帯が水にのまれるほどの大洪水のなかで、白い髭を蓄えた一人の老人が、あろうことか荒れる水面の上で座禅を組んだ姿勢のまま、流れに乗ってゆっくりと下っていったのを見た者があるという。濁流にのまれるはずの人影が少しも動じず、静かに禅を組んでいたその様子が、白鬚明神そのものの化身として語り伝えられてきた。荒れ狂う水の力すら超越した存在として、地域の信仰と結びつけて記憶されている話である。
- 広まり方
- 1942年の『民間伝承』所収、島田三郎「白鬚明神伝説について」に記録がある。
- 地域
- 山形県米沢市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ