ひのえまたのこうずいではしをこわすろうじん
檜枝岐の洪水で橋を壊す老人
国内
未確認生物
- どんな話か
- 明治年間の大洪水で唯一残った村の橋を、巨大なボコテイに乗った白髭の老人が斧で壊したという話。
- 細部
- 檜枝岐村に伝わる明治年間の大洪水にまつわる話である。このときの洪水で村じゅうの橋がことごとく押し流されてしまったが、村の中央にかかっていた橋だけは高く頑丈に造られていたため流されずに残った。ところが、川上のほうから、白い髭をたくわえた老人が巨大なボコテイにまたがって姿を見せ、手には鉄の斧を携えて近づいてくると、なおも残っていたこの橋までも打ち壊していってしまったという。人知を超えた力を持つ老人の姿を借りて、洪水という災害の徹底ぶりを語った話といえる。
- 広まり方
- 1938年刊『旅と伝説』所収、野口長義「南会津の民俗(完)」に記録されている。
- 地域
- 福島県檜枝岐村
- 年代
- 明治時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ