はくじゃとはしのきがん
白蛇と橋の祈願
国内
未確認生物
- どんな話か
- 橋を架けたいと祈願した盲人が身代わりの白蛇となり、10年後の渡橋式にも白蛇が現れたという二本松の伝説。
- 細部
二本松市に伝わる橋にまつわる伝説。ある盲人が小浜川に橋を架けたいと願い、水垢離をして塩松慈現大明神に祈願を続けた。満願の日、神から汝が死ぬときにこそ望みは叶うだろうというお告げがあり、1匹の白蛇が盲人の体を回って消えていったという。翌日、川に盲人の姿が現れて水の中に入り、やがて浮かび上がってきたので人々が駆け寄って引き上げると、そこにあったのは着物だけだった。
その着物を振ると、中から1匹の盲目の白蛇が現れて川向こうの土手を這い上がり、人々を一瞥してから明神山へと消えていった。盲人の息子は着物を受け取って父の遺志を継ぎ、10年後についに橋を架けることに成功した。渡橋式の日には、盲目の白蛇が欄干を行き来する姿が見られたという。
- 広まり方
- 1967年の『福島県史 24 民俗2』所収、和田文夫の橋に関する伝説の記録による。
- 地域
- 福島県二本松市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ