しらさぎのひめ
白鷺の姫
国内
未確認生物
- どんな話か
- 痩せた白鷺を気にかけた男が美しい姫と出会い夢中になるが、密貿易で富を得て島を去り消息を絶った話。
- 細部
- 終戦から間もないある年の夕暮れどき、ドンドロの水車跡のあたりに置き忘れた川蜷を取りに戻った男が、やせ衰えた白鷺に出くわした。哀れに思った男が川蜷を食べさせてやろうと物陰に隠れて待ち、あたりがすっかり暗くなってから姿を見せると、美しい姫が近くに立っており、姿を見られたことに気づいた様子で言葉をかけてきたという。男はすっかり姫に夢中になり、もとの恋人のことも忘れて毎晩のように通い詰めたが、あるとき密貿易の儲け話をつかんで大金持ちになると、そのまま島を出ていってしまい、その後の行方は分からないままだという。
- 広まり方
- 1971年の『南九州郷土研究』掲載、安山登「口永良部島の伝説(上)」に記録されている。
- 地域
- 鹿児島県屋久島町
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ