しんしょう
神鉦
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- アシャゲでの御願の最中、女祭司の神歌が熱を帯びていくと、誰が鳴らすとも知れない鉦の音が響くという川田の習俗。
- 細部
- 東村の川田集落に伝わる、ある調査記録から60年ほど遡る古い習俗である。旧暦6月25日、アシャゲと呼ばれる神を祀る場で御願が執り行われるが、この儀式の最中に神鉦と呼ばれる鉦の音が響き渡ることがあるという。女性の祭司たちが声を合わせて神歌を唄い、太鼓を打ち鳴らしながら神事を進めていくうち、歌の調子は次第に激しさを増していき、ある高まりに達したところで、どこからともなく鉦の音が鳴るのだという。その場に居合わせた誰ひとりとして、実際に鉦を打っている者を見た者はおらず、神による仕業だとしか説明のしようがないと語り伝えられている。
- 広まり方
- 1986年の『国立民族学博物館研究報告別冊』所収、渡辺欣雄「民俗知識の動態的研究-沖縄の象徴的世界再考-」に記録がある。
- 地域
- 沖縄県東村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ