みはるのしんめいさま
三春の神明様
国内
未確認生物
- どんな話か
- 三春町庚申坂の神明様は夜中でも出たがり、憑いた人を一日中歩かせても疲れさせないという言い伝え。
- 細部
三春町庚申坂の神明宮に祀られる神明様にまつわる話。この神明様は伊勢の大神宮を分けたもので、男女一対の神体からなる。ご神体はしゃくなげの木で、胴には和紙が巻かれ、全長は7、8寸ほど。ふだんは畏れ多くて拝むことができず、顔にかけられた白い布は元旦にしか外せない。人々から供えられた着物が100枚たまると、祈祷のうえ伊勢の大神宮へ送り届けるという。神明様は外に出たくなると夜中でも構わず出たがり、宮を守る人の夢に「出たい出たい」と現れて知らせるため、すぐに応じないと叱られるとされる。
神明様と歩けば76歳の老人でも一日中疲れを感じないほどだという。一方、大神宮を粗末にする法華様の家には決して立ち寄らず、気に入った家には自らどんどん入っていく気ままな性質も伝わっている。神体を持ち歩くのは男女どちらでもよく、守り手は法印ではなく太夫と呼ばれる者が務めた。
- 広まり方
- 1964年の『福島県史 第23巻 民俗1』所収、和田文夫の信仰と船の禁忌に関する記録による。
- 地域
- 福島県三春町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ