しんめいさまのじゅんこう
しんめい様の巡行
国内
未確認生物
- どんな話か
- 各家に伝わるしんめい様の御神体は肩こりや病を治し、占いや蘇生を行うとされ、女が持ち歩いて巡った。
- 細部
- いわき市各地の旧家にはしんめい様と呼ばれる御神体が伝わり、持ち主を失うと山伏に預けられたり、他家へ渡り歩いたりした。ある家では病弱だった老女がしんめい様を信心して体が丈夫になり、以後は独身の女性が中心となってこれを持ち歩く役目を担った。持ち歩くと気分が晴れ疲れを感じなくなり、肩こりや頭痛の人をさすってやれば治り、占いをするほか、虫の息の人や息を引き取ったばかりの人までも生き返らせる力を持つとまでいわれた。持ち主のばあさんは近所からしんめいこじきなどと呼ばれ揶揄されることもあったが、粗末には扱われず、御神体には男体・女体の像があり、火事で焼けて丸坊主になった像もあったという。
- 広まり方
- 1941年刊『民間伝承』所収、和田文夫による磐城しんめい資料補遺、および1964年刊『福島県史 第23巻 民俗1』の平市薄磯漁村民俗誌に基づく。
- 地域
- 福島県いわき市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ