しんじゅう
神獣
国内
未確認生物
- どんな話か
- 摂津の菟餓野で祈狩をしたところ赤い猪が現れて敵対し、皇子を喰い殺したという言い伝え。
- 細部
- 摂津国の菟餓野という地で、うけひがり(祈狩)と呼ばれる占いを兼ねた狩りが行われた際、突如として赤い色をした猪が姿を現した。この猪は狩りをする者たちに敵対する構えを見せ、ついには皇子を喰い殺してしまったと伝えられている。狩りの吉凶を占う神事の場に、凶兆となる神獣が現れたとする古い伝説である。神意を占うはずの神事が、思いもよらぬ凶事に転じたという顛末は、古代の説話らしい厳粛な緊張感を伝えている。
- 広まり方
- 1975年の『日本随筆大成第1期』所収、野之口隆正「嚶々筆語」に記録がある。
- 地域
- 大阪府大阪市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ