しんじゃ
神蛇
国内
未確認生物
- どんな話か
- 蓑谷山の池に棲む神蛇が年に一度美女に化けて現れ、また貧者に椀膳を貸したが老婆が返さず洪水になったという伝説。
- 細部
- 南砺市の蓑谷山の頂には縄池と呼ばれる池があり、そこに神蛇が棲むという。年に一度、七月十五日の夜だけ蛇は美しい女の姿となって水面から現れると信じられ、その晩は誰も山へ登ってはならないとされた。同じ池にはもう一つの言い伝えもある。宴の膳椀が足りずに困った貧しい者が池のほとりでつぶやくと、朱塗りの椀や膳が浮かび上がって貸し出されたため、家具貸の池とも呼ばれるようになった。ところがある老婆が借りた器を返さずにいたところ、池は洪水を起こして老婆を飲み込み、それきり器を貸すこともなくなったという。
- 広まり方
- 『日本随筆大成 第2期』1974年所収、鳥翠台北巠『北国奇談巡杖記』に記録がある。
- 地域
- 富山県南砺市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ