しにん
死人
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 沖で死人を拾うと大漁になるという言い伝えと、葬式前夜に死者の寝床へ寝てはならないという氷見市の禁忌。
- 細部
- 氷見市の漁師たちの間には、死者にまつわる言い伝えが残っている。沖合の漁の最中に水死体を発見し、それを引き上げて船に乗せて連れ帰ったところ、三日ほど経ってから思いがけない大漁に恵まれたことがあったという。海で死者を拾うことは不吉どころかむしろ縁起がよいとされていたようである。一方、陸での葬儀にまつわる戒めもあり、通夜にあたる晩には、亡くなった人が最期に横たわっていた寝床の跡地に家族の誰かが寝てしまうと、魔に取りつかれてしまうと言い伝えられていた。
- 広まり方
- 1973年の『富山県史 民俗編』所収、漆間元三および伊藤曙覧による「葬制」の項に記録がある。
- 地域
- 富山県氷見市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ