しんぼくのたたり
神木の祟り
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 神の木を伐って寺の塔の材に用いたところ祟りが起きたとして、神木の転用を戒める話。
- 細部
- 神の依り代とされる木を伐り出して仏の堂塔に用いるのは恐ろしいことだとされてきた。光仁天皇の御代には、近江国の小野神社の木を西大寺の西塔の造営に回したところ、祟りが起きたと語り伝えられている。神域の木材が寺の建築へ移されるという、信仰の系統をまたいだ転用そのものが災いの因と見なされており、後世まで戒めとして書き留められた。木を伐ること自体よりも、帰属を違えることが問題とされている点に特徴がある。
- 広まり方
- 1977年刊『日本随筆大成第三期』所収、天野信景の『塩尻』に記録がある。
- 地域
- 滋賀県大津市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ