かまくらのしんぼくたたり
鎌倉の神木祟り
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 稲荷の神木を切って糧にした男の一家が狂気と横死に見舞われ、本人も自ら命を絶った。
- 細部
- 佐介谷の稲荷に立つ神木の枝を切り取り、それを売って暮らしの足しにしていた者がいた。やがてその妻と子が正気を失い、当人までもが我が子を刃にかけて殺してしまう。延宝八年十月二十日には母親が落雷に打たれて死に、それから間もなく本人も自ら命を絶ったと記される。神域の木に手を付けたことへの報いが一族に及んだ話として書きとめられており、木を伐ることの禁忌がいかに重く受け止められていたかを示している。
- 広まり方
- 1974年刊『日本随筆大成』第二期に収める神谷養勇軒『新著聞集』に記録がある。
- 地域
- 神奈川県鎌倉市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ