まつをきってはっきょうしたかんぬし
松を伐って発狂した神主
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 寺の普請のため神社の松を伐ったところ、関わった神主や寺僧が高熱を出して発狂し死んでしまったと伝わる。
- 細部
- 文化年間の初め頃、銚子から二、三里離れた場所にある寺で建物の普請のため棟木を求め、近くの社にあった松を伐ったという。伐られた松はそばの楠に倒れ掛かってそのまま幹に付いてしまい、これに関わった神主と寺僧は発熱したうえ六、七日で発狂して亡くなった。松を伐った人物も発熱したが、命乞いをしたことで一命を取り留めたと伝わる。神木を害した報いが病と狂気という形で現れたとする話で、下野の飯岡古崎神社にも似た話があるという。
- 広まり方
- 1976年刊『日本随筆大成 第二期』所収、斎藤彦麻呂『唔語』に記された話という。
- 地域
- 千葉県銚子市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ