ちののしんちょうかえしとぎょうじゃそせい
茅野の神鳥返しと行者蘇生
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 蓼科の神鳥を持ち去ろうとした行者が狂乱して落命し、鳥を峰へ返すと蘇生したと伝わる。
- 細部
- 寛永五年六月十五日、諏訪高島の城下から六七人の行者が蓼科へ登った。そのうちの一人が振る舞いを慎まず、神の鳥を懐に入れて持ち帰ろうとした。麓まで下りたところでこの男は正気を失い、自分こそ山の神の使者だと口走りながら大刀を抜いて仲間へ斬りかかった。やがて血を吐いて絶命したが、懐にあった鳥を峰の神前へ戻したところ、死んだはずの山伏は息を吹き返したと語り伝えられている。神域のものを持ち出す禁忌の重さを示す話である。
- 広まり方
- 1931年の『旅と伝説』所収、高橋宏一の蓼科山紀行に記録がある。
- 地域
- 長野県茅野市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ