ふみとどまりしまむらがに
踏み止まり島村蟹
国内
未確認生物
- どんな話か
- 細川高国が野里川の戦いに敗れた際、浦上村宗に仕えた家臣、島村弥正エ門が一人踏みとどまって斬死し、川へ身投げして蟹になったという。
- 細部
- 野里川での合戦で細川高国が敗走した際のこととして語られる話である。高国方についていた浦上村宗に仕える家臣で、島村弥正エ門という者がただ一人その場に踏みとどまり、奮戦の末に斬られて命を落とした。深手を負った身のまま川に身を投げてそのまま果てたと伝えられ、以来その最期の様子にちなんで、この地で獲れる蟹を島村蟹と呼ぶようになったのだという。追い詰められてもなお踏みとどまった一人の武士の壮絶な最期が、蟹の甲羅の姿に重ねて語り継がれている。
- 広まり方
- 『近畿民俗』1972年掲載、柏原夫佐子「おばあさんから聞いた話」に記録がある。
- 地域
- 兵庫県尼崎市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ