みちづれしまむらがに
道連れ島村蟹
国内
未確認生物
- どんな話か
- 享禄年間の三好細川の戦いで、細川方の家臣島村氏が敵二人を両脇に抱いたまま入水し、その姿のまま蟹になったと伝わる。
- 細部
- 尼崎の浦では、蟹の一種が島村蟹と呼ばれて獲れる。享禄年間、摂津国で三好方と細川方が争った合戦のさなか、細川方についていた島村という家臣が、敵二人をそれぞれ両脇に抱え込んだまま川へ身を投じたのだという。組み合ったまま浮かび上がることはなく、そのままの姿で蟹に変じたと語り継がれている。相手を道連れにするほどの執念が形となって残った蟹だとされ、地元の浦で獲れる蟹にその武士の最期を重ねて呼び習わす言い方が今に伝わっている。
- 広まり方
- 『西郊民俗』1961年掲載、田中新次郎「蟹について」に記録がある。
- 地域
- 兵庫県尼崎市
- 年代
- 戦国時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ