しか
鹿
国内
未確認生物
- どんな話か
- 乳の出ない妻のため狩人が山の鹿を撃つと7匹が石になり、残る1匹を追うと龍音寺で消え、鹿は観音の化身で妻の乳が出るようになった。
- 細部
- むかしから、乳の出ない母親には鹿の腹ごもりを食べさせるとよいと言い伝えられていた。ある狩人の妻もまた乳が出ずに困っていたため、狩人は山の中に分け入り、そこで見つけた八匹の鹿に向かって銃を放った。すると撃たれた八匹のうち七匹はその場で石に変わってしまい、石と石の間には血の跡が点々と続いていたという。狩人が残る一匹を追いかけていくと、その跡は山の西麓にある龍音寺まで続いており、そこでふっつりと消えてしまった。この鹿の正体は観音様の化身であったといい、この出来事のあと、狩人の妻の乳はちゃんと出るようになったと伝えられている。
- 広まり方
- 1929年の『旅と伝説』に掲載された丸茂武重「伝説処々」に記録がある。
- 地域
- 愛知県小牧市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ