しか
鹿
国内
未確認生物
- どんな話か
- 大伴黒主が聞いた牡鹿と雌鹿の問答どおり牡鹿が猟師に殺され、以来その地は夢野と呼ばれるという。
- 細部
- 神戸市兵庫区、湊川のほとりに夢野と呼ばれる地がある。その名の由来として語られるのが、かつてこの地に身を寄せていた大伴黒主にまつわる話である。ある明け方、黒主は二頭の鹿が言葉を交わしているのを耳にした。牡鹿が、自分の背に霜の降りる夢を見たと語ると、雌鹿はそれを凶兆だと受け止め、人に命を奪われる知らせではないかと案じてみせた。不思議に思った黒主が様子をうかがっていると、ほどなく猟師が現れて牡鹿を仕留めてしまい、鹿の予感どおりの結末となった。この出来事にちなんでこの土地は夢野と名付けられたと伝わる。
- 広まり方
- 1976年刊『日本随筆大成第一期』に収められた大朏東華『斉諧俗談』に記録がある。
- 地域
- 兵庫県神戸市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ