ひとをまわるとしぬ
人を廻ると死ぬ
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 誰かのまわりをぐるりと廻ると、廻られた側が死ぬと戒められた俗信。
- 細部
- 人のまわりを回るという何気ない振る舞いが、回られた者の死を招くとして避けられた。ごく短い言い伝えだが、身のまわりの動作に取り返しのつかない結果を結びつける俗信の典型で、子どものふざけを戒める言葉としても働いたと考えられる。理由や由来はいっさい語られず、してはならないということだけが端的に伝えられている点に、この種の言い習わしの特徴がよく表れている。相手を囲むように歩くという行為が、境を閉じて相手をこの世から切り離す所作として恐れられたものとも考えられる。
- 広まり方
- 1915年の『郷土研究』に載る藤田福太郎「国々の言習はし(一一)」に採られている。
- 地域
- 愛媛県松山市
- 年代
- 大正時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ