みなみうおぬまのおおぐいたのかみ
南魚沼の大食い田の神
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 田の神・社日様が春秋の社日に空から降り立ち、大食漢ゆえに滞在が長いほど不作になるとして小豆飯や魚を供える南魚沼市の農耕信仰。
- 細部
- 南魚沼市では、春分と秋分にもっとも近い戊の日を社日と呼び、この日に田の神であり作神でもある社日様を祀る。春の社日には鳥もまだ鳴かない早朝のうちに天から田へ降り立ち、秋の社日には鳥が巣に戻ったのを見計らって天へ上ってゆくとされる。社日様は生臭いものを好む大食の神であることから、小豆飯を山盛りにしたり、魚なますや鰊汁を用意したりして手厚くもてなす家が多かった。社日の朝には庭先に鍬や鋤を立てて拝む習わしもあり、これは田を打つ作業の代わりを意味するという。作柄の吉凶は社日様の滞在の長さで占われ、春に降りるのが遅く秋に上るのが早ければ豊作、逆に長く居座れば居座るほど大食の神が作物を食い尽くしてしまい不作になると信じられていた。
- 広まり方
- 『新潟県史 資料編22 民俗1』(1982年)第4編・第5編、大竹信雄と鈴木昭英による社日・田の神祭りの記録による。
- 地域
- 新潟県南魚沼市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ