せよもんばば
せよもん婆々
国内
未確認生物
- どんな話か
- 戦帰りの侍が古い家で聞いた声を追い、化け猫を斬ったところ村の老婆が怪我をしていたという話。
- 細部
- 合戦から引き上げてきた一人の侍が、山崎町にある古びた屋敷で一夜の休息を取っていたところ、真夜中に「せよもんばば」と呼ばわる声が幾度も響いてきて、目を覚ました。声のするほうへそっと近づいてみると、何匹もの猫が輪になって踊っている姿があった。ただの猫ではないと直感した侍は、刀を抜いて斬りかかったが、手応えのないまま猫たちは闇へ逃げ去ってしまう。明けて翌日、村へ下りてせよもんばばという名の老婆の家を訪ねてみると、当の老婆が怪我を負って寝込んでいた。踊っていた猫の一匹がこの老婆に化けていたとわかり、さらに家の縁の下を調べると人骨が見つかったという。
- 広まり方
- 1952年の『兵庫民俗』に掲載された島田清『「蛇の谷」と「せよもん婆々」』に記録されている。
- 地域
- 兵庫県宍粟市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ