せっしょうせき
殺生石
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 近づいた鳥獣が命を落とすという那須の石。退治された九尾の狐が姿を変えたものと伝えられる。
- 細部
- 殺生石は栃木県那須町の那須湯本温泉付近にある溶岩で、近づいた鳥獣が命を落とす石として知られる。周囲には火山性ガスが噴き出し、古くからそのために鳥獣が死ぬ事例が知られてきた。伝説では、鳥羽上皇に寵愛された玉藻前が九尾の狐の正体を現し、追われて石となった後も毒を放ち続けた。僧に打ち砕かれた石の破片は各地へ飛散したとされる。2022年に石が二つに割れたことが確認され、地元で慰霊祭が営まれた。松尾芭蕉が『おくのほそ道』で訪れ、2014年に国指定名勝となった地でもある。
- 広まり方
- 謡曲や『おくのほそ道』を通じて全国に知られ、各地に分身の石の伝承を生んだ。
- 地域
- 栃木県那須町
- 年代
- 室町時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ