せんししゃのたたり
戦死者の祟り
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 村に悪病が広まった際、巫女の託宣で戦死者の霊が原因とされ、碑を建てて収まったという。
- 細部
- 村じゅうに質の悪い病が広まったことがあった。原因を尋ねて巫女に拝んでもらったところ、かつてこの地で命を落とした兵たちの霊が障っているのだと告げられた。そこで村では千九人童子の墓と刻んだ碑を建てて弔いの形を整え、これによって病は退いたと伝えられる。名も伝わらぬまま埋められた死者を、碑という目に見える形で改めて祀り直すことが解決とされている点に、供養の欠落が災いを招くという考え方が表れている。近くの千人塚の伝承と一続きの語りである。
- 広まり方
- 1989年刊の『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』第十二編口頭伝承、第二章伝説の塚の伝説の項による。
- 地域
- 長野県飯島町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ