せのたかいもの
背の高いもの
国内
未確認生物
- どんな話か
- 坂出の塩田の小屋には背の高い正体不明のものが夜ごと現れて揺すり、恐れた住人がそれぞれ小屋を壊してしまったという。
- 細部
- 坂出市の木沢塩田の端には魚を売るための小屋があり、夜になるとそこに寝泊まりする人がいた。ある夜、大きな浴衣をまとい、頭がどこにあるかも分からないほど背の高い何者かがやって来て、小屋をがたがたと揺すった。翌朝、恐ろしくなったその人は自ら小屋を壊して家へ帰ってしまったという。似た話は水門のそばに魚市場の小屋を建てた梅吉にも伝わっており、四、五日経ったころから小屋を揺するものがあり、確かめてみると同じように背の高い何かが小屋を揺すっていた。梅吉もまた翌日には小屋をつぶしてしまったと語られている。
- 広まり方
- 1973年と1996年の『香川の民俗』に内藤敏典・大西隆雄がそれぞれ発表した聞書に記録がある。
- 地域
- 香川県坂出市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ