せこご
セコゴ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 山中に響く木を伐る音や水音の主とされ、人にとり憑いて衣服を脱がせ姿を消させることもあるという怪。
- 細部
- 米水津村に伝わる怪で、正体を見せず物音だけで存在を示すことが多い。山中でトチーンという木を伐るような音がしたり、水に飛び込むような音が響いたりするのはこの怪の仕業とされる。行動範囲は定まらず、炭焼きの小屋をすり抜けたり、船に乗って木を伐る真似をしたかと思うと水音を立てて消えたりする。ある家の蔵の壁をコチコチと叩いたという話も伝わる。戦時中のある寒い雨の晩には、何かに引かれるようにして出かけた者が、下着姿で打ち震えながら家に戻ったことがあった。着物は肥え場に脱ぎ捨てられ、股引は谷の中で見つかったといい、これもセコゴに憑かれた仕業だと語られている。
- 広まり方
- 1976年の『民俗採訪』所収、國學院大學民俗学研究会による大分県南海部郡米水津村の調査記録に記録がある。
- 地域
- 大分県佐伯市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ