かねかけまつのさとみしのたたり
鐘懸松の里見氏の祟り
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 江戸川沿いの鐘懸松の下で泳ぐと、かつてこの地を治めた里見氏の祟りを受けるとされた言い伝え。
- 細部
- 江戸川沿いの鐘懸松では、その下の水で泳ぐと、かつてこの地を治めた里見氏の祟りを招くと語られた。特定の一本の松と川辺に、滅んだ戦国大名の霊威を結び付け、地元の歴史を担った一族の記憶を水難への戒めとして伝える形である。福地重孝は『民間伝承』1950年の市川付近の俗信として記録している。別の記録では、国府台合戦の際に里見軍が陣鐘を松に懸け、北条軍が撞いても鳴らず、里見ゆかりの女性が撞くと鳴った。その拍子に鐘が川へ沈み、鐘ヶ淵と呼ばれるようになった。鐘懸けの松は昭和初期の台風で折れ、現存しない。
- 広まり方
- 『民間伝承』(1950年)所収の福地重孝「千葉県市川付近の俗信」に記録される。
- 地域
- 千葉県市川市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ