ささうお
笹魚
国内
未確認生物
- どんな話か
- 笹の節に生じる筍のようなものが谷川に浸かると泳ぎ出して岩魚になるという、飛騨平湯山に伝わる笹魚の話。
- 細部
- 飛騨の平湯山は熊笹が生い茂る深い山で、人もめったに立ち入らない場所だという。雪解けの頃になると、笹の節から太い筆ほどの太さで四、五寸ほどの、筍に似たものが生じることがある。これを笹魚と呼び、谷川の水に浸すと節から離れて泳ぎだすのだという。泳ぎだしたものは岩魚になり、その味は大変美味であると伝えられている。語り手自身も、魚の形を保ったまま干からびてしまったものを実際に目にしたことがあるという。
- 広まり方
- 1976年の『日本随筆大成第三期』所収、東随舎「古今雑談思出草紙」に記録がある。
- 地域
- 岐阜県高山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ