さるのくちあけ
猿の口明
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 正月最後の亥の日に厳島神社で行われる神事で、祓いを済ませたその日から猿が声を出せるようになるという言い伝えがある。
- 細部
- 厳島神社では、正月も末にさしかかった亥の日に「猿の口明」と呼ばれる神事が営まれる。神社に仕える社家が祓いの儀式を執り行うことで、その日を境に島の猿たちが声を発するようになると伝えられている。祓いという神事の力が、人ではなく猿という動物の振る舞いにまで及ぶとされている点が、この言い伝えの特徴といえる。正月の神事と野生の猿の様子を結びつけて語る、この土地ならではの年中行事の一つである。
- 広まり方
- 1983年刊行の『続日本随筆大成別巻』に収める玉田永教「年中故事」に記載がある。
- 地域
- 広島県廿日市市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ