さるまる
サルマル
国内
未確認生物
- どんな話か
- 祭りの夜に神殿の宝庫で娘を大猿の生贄に出す習わしがあったが、元僧侶の婿が猿を捕らえて殺そうとし、哀れに思って山へ放してやったという。
- 細部
- 荘川町の祭りでは、夜更けになると神殿の境内にある宝庫へ娘を差し出し、そこに棲む大猿の生贄にするという習わしがあった。ある年、生贄に出されることになった娘の婿となった、もと僧侶の男がこの猿を生け捕りにし、殺してしまおうとした。ところが猿はしきりに泣き叫び、情けをかけてくれるよう乞うたため、男はあわれに思って結局は山へ放してやったのだという。男はこの猿のことをサルマルと呼んでいたと伝えられている。
- 広まり方
- 1975年の『美濃民俗』掲載、岩井正尾「飛騨白川郷の民俗探訪(三)猿神退治」に記録されている。
- 地域
- 岐阜県高山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ