さるひき
猿曳
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 年の初めに訪れる猿回しで、厩を守って馬を災いから遠ざけると信じられた。
- 細部
- 初春になると猿を連れた芸人が里を訪れる。その来訪はただの興行ではなく、厩を守護し馬に降りかかる災厄を退ける働きを持つものと受け止められていた。猿を馬の守り手とみなす観念は各地の厩神信仰に共通し、猿曳はそれを実際に運んでくる存在として迎えられたことになる。年頭に外から訪れる者が祝福をもたらすという、来訪神の枠組みに連なる習俗である。
- 広まり方
- 1943年の『民間伝承』に載った今井武志の初春の祝言に記されている。
- 地域
- 長野県安曇野市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ