さる
猿
国内
未確認生物
- どんな話か
- 悪さをする猿に化かされて婆が殺される話と、嫁にと望んだ猿を娘が知恵で退ける話の二話を伝える。
- 細部
- 対馬に伝わる猿の昔話である。腕白な猿を生け捕った爺さんが、留守中の世話を婆さんに頼んだところ、猿はうまく言いくるめて婆さんの隙を突き、命を奪ってしまう。何食わぬ顔で婆さんに成り代わった猿は、家に帰った爺さんに、それが婆さんの肉とは知らせぬまま食べさせたのだという。別の話では、いたずらをしていた猿を捕らえたところ、猿は詫びる代わりに家の娘を嫁にほしいと言い出す。娘はいったんこれを受け入れる素振りを見せておきながら、機転を利かせて猿を水中に引き入れ、そのまま沈めて退治してしまったと伝える。
- 広まり方
- 1939年の『旅と伝説』に載る鈴木棠三「対馬の昔話(一)」と「対馬昔話(二)」に、それぞれの話が記録されている。
- 地域
- 長崎県対馬市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ